翔洋
総トン数:19t
L×B×D:16.0×4.1×2.1m
竣工:2022年3月
細かなご要望に応える
オンリーワンの船造り
量産型のFRP船舶とは異なり、単品製作となるアルミ船のメリットを活かし、船主の細かなご要望に応えるオンリーワンの船造りが当社の強みです。
多様な用途の造船に携わった経験をもとに、用途に応じた設計・機能・設備を追求し、お客様の理想の一隻を仕上げてまいります。
造船は人の技術の結集によって成り立っています。高度な技術が求められる船首や基部の曲線の加工も、日々の作業で培われた経験と勘を活かし、職人の手作業でていねいに仕上げていきます。また軽金属溶接協会認定事業所の認定を取得しさらなる技術の向上にも努め、全社員一丸となってより品質の高い船を届けられるよう取り組んでいます。
当社は水産業がさかんな岩手釜石市にて、アルミ軽合金船舶に注力した船作りを行っております。アルミ船の造船を行っている会社は全国でも数が少なく、北は北海道、南は九州からも引き合いがあります。30年以上もの間アルミ船の造船に携わっていることで高い評価をいただき、現在では国交省や地方自治体の依頼も受けております。お客様に安心・信頼いただける社内体制を築き上げるとともに、日々技術力の向上を目指し業務に邁進していきます。
工場・施設当社では、生産性の向上、品質の向上や安定化を目的として2018年にISO9001を取得。また、アルミ製品(船舶)の品質管理及び安全管理を強化することを目的に、2019年には軽金属溶接協会認定事業所としての承認を取得しました。お客様により安心感・信頼感を感じていただけるよう国際基準をクリアした製造環境を築き上げ、さらなる品質の向上と期待に応えられるサービスを提供できるよう精進してまいります。
作業者の安全を守るため、工場内の危険箇所のチェックや注意喚起の声がけ、作業中の安全確認など、徹底した安全管理を行っています。
安心して命をあずけることができる船舶であるよう、安全性や品質をいくつものチェック項目を設けて管理しています。
このチェック項目は作業者全員で共有し、確認しながら船造りを進めています。
作業者全員が必要な資格を取得しており、安定した技術力で船造りを進めています。
資格の取得で満足することなく、お客様の理想の船の実現へ向けて、日々技術の向上に力を入れています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、吉里吉里地区にあった当社の造船工場は21mもの津波にのまれ深い海へと姿を消しました。壊滅的な被害を受けた当社でしたが、不屈の精神で立ち上がり、国や自治体、日本財団などの支援を頂き2012年春には釜石にて新しい造船工場の完成にこぎつけることができました。
そして現在まで数多くのアルミ船の造船に取り組み、被害を受けた地元の水産業の復興、ひいては日本の水産業の発展に尽力し続けています。
東日本大震災後の釜石市を含む被災地域では人口流出が加速化し、労働力不足が深刻な問題になっています。
そんな中、当社では2019年8月フィリピン人の20~30代の男性3名を外国人技能実習生として初めて受け入れました。NKの溶接士資格を取得し、造船作業の重要な戦力として活躍しています。業務外でも社員とともに色々な行事に参加し和気あいあいと交流を楽しんでいます。
当社は、同じ人間として「技能実習生は会社を支える大切な存在=外国人と真の共生を図る」ことをモットーに、これからも取り組んでまいります。
小型船造船業法施行規則改正に基づいた小型船造船業登録済証の掲載
この度当社のホームページを公開いたしました。